2012年4月26日木曜日

平成24年4月25日(水) くもり時々晴れ

店はもちろん営業しているが、月に2回入ってもらっているお姉さんがお手伝いしてくれる日で、私は休みだ。昨年11月にオープンして以来気になっていた「ホキ美術館」に行くことにした。ここは写実絵画専門の今までになかったコレクションの美術館である。

千葉にあるので三鷹からだと小旅行になる。千葉方面へは出かけることがほとんどないため、電車を乗り継ぐのも不慣れ感がでる。よく調べて行けば良いのだが首都圏の電車を乗り継ぐのに苦労することはあるまいと、タカをくくって出かけて痛い目にあったことが前にある。それも千葉方面だった。千葉をなめてはいけない(笑)。というのは三鷹から千葉方面に向かうという感覚は三鷹始発の総武線しか頭にないので東京駅経由の総武線快速や京葉線に乗るとなると、とたんに難易度が上がる。実は京葉線というのが在ること自体頭になかった。

目的地は千葉駅より先の外房線、土気(とけ)駅だ。千葉駅から二駅先の蘇我駅で総武線と京葉線が交わり内房線と外房線に分岐する。よく調べず初めてだと時間の無駄なくたどり着くことは余程の幸運であろう。

三鷹発の総武線各駅では時間がかかりすぎるので東京駅まで快速で行く。東京駅地下の総武線快速ホームで待っていると突然白人の男性に英語で訊かれた。路線図を指し亀戸に行きたいのだがこのホームの案内ではkameidoが無い、なぜか?というのだ。急に訊かれて驚いたが、相手は私が英語を理解すると思ったのだろうか(笑)。ええそのくらいでしたら大丈夫です。

私「This line is an express、local line is up floor」と階段を指さした。文法は無視。

外「Oh,thanks」

たったこれだけであるが意味は通じた。しかしすぐ正しくないことに気がついた。総武線各駅は山手線でいったん秋葉原まで行き乗り換えなければならないのだ。ゴメンね。

話がそれたが三鷹を出て二時間あまり、12時半すぎに美術館に到着。回廊形式の建物で建物自体が芸術的な建築で素晴らしい。限りなく写真に近いというより写真にしか見えない写実画のコレクションで常時160点ほどの展示だそうだ。なかなかのボリュームで有名な作品(既視感のある作品)がたくさんあった。女性の裸体画も美しく眼をみはるが生々しくもあり、大勢が観ているギャラリー(ギャラリーというのは本来イタリア語でガレリア、回廊を意味するのでここはそれにふさわしい)では風景画や他の画と比べてそこに長時間とどまる男性は少ないような気がする。それは作品が生々しいゆえ起こることで、女性の芸術的な裸体図を、男性の視線では観てはいませんよ、という各々の自己印象管理のなせるわざであろう。

三鷹からは往復一日仕事である

土気駅から3番バス停で約5分


まわりは森と住宅街

森の中からうぐいすの囀りがきこえる

原雅幸 「木造船の港」

大畑稔浩「瀬戸内風景ー川尻港」


上の二点は絵葉書を撮影したもので画質が粗いが実物群は息を呑む精密さである。ちなみに下の「瀬戸内風景」は今回展示になかった。

帰りがてら、どこかで飲もうと高円寺の友人J尾君を誘ったら、花粉症由来の下痢でとても飲める状態にあらずとの事だった。医者にはかかってないと言う。早めに行った方が良いと思うが、私は花粉症ではないので何ともいえない。お大事に。

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